界には温泉や地域の文化を楽しむためのアクティビティが用意されています。
今回は私たちの滞在時に開催されていたアクティビティをご紹介します!
冬のご当地楽「冬限定の日本酒で楽しむ伊達な宴」
16:00~21:30の間で日によって6~8回開催 1回30分ほど 1階 ご当地楽部屋
私たちが時間を予約する際は16:15、17:00、19:30、20:30、21:30から選べました!
界ではそれぞれの地域の魅力を楽しむための伝統工芸や伝統芸能、郷土食などにまつわるアクティビティ、「ご当地楽」が各施設で催されています。
ここ界秋保ではこれまで経験したことのない、他のお客さんと一緒に卓を囲んで、仙台藩の酒席の心得を学ぶ、という内容でした!
予約時間の少し前にロビーに行くと、伊達政宗公の陣羽織をイメージした羽織を貸してもらい、こちらの通路の椅子で他の方も揃うのを待ちます。
参加者が揃ったところで伊達政宗の家臣お秋が現れて、正宗公の旗印「紺絹地金日の丸軍旗」をイメージした「勝色の間」に案内してくれます。
参加者それぞれが好きな席に座り、お秋から酒席の心得について学びます♪
実は掘りごたつだったので、正座が苦手でも大丈夫◎
今年の冬(12月~2月)はおつまみが、仙台といえばのずんだ餅!
すり鉢に枝豆、砂糖、塩がそのまま入っているので、自分で好みの細かさになるまですりつぶし、お餅に合わせます。
おつまみの準備が出来たら、お酒の注ぎ方について教わります。
徳利は右手で持ち、左手は中指と人差し指のみ伸ばして口に添え、「そびー、そびー、ばびー!」のかけ声に合わせて注ぎます。
何それ??って感じですよね。漢字にすると「鼠尾鼠尾馬尾」で、最初の2回は鼠の尻尾のように細く長く、最後は馬の尾のように太く短く注ぐ、という意味なんだそう。
だから卓上にねずみと馬が飾られていたのね、と納得♪
左隣の方にお酌をして、右隣の方にお酌をしてもらうので、2人で参加してもどちらかは知らない方とやることになり、交流が生まれます。
最後は「伊達の一本締め」でお開きに。三国一の武将になるという正宗公の夢の祈願を込めて、家臣の間でいつからか行われるようになったという手締めで、「よー」パパパン、「よー」パン!とかけ声に合わせて3回手を叩いてから最後に1回叩きます。この「三国」とは日本、中国、インドのことで、当時の認識だと三国一とは世界一のことだそう。
今回はモンゴルからの参加者もいて、一本締めが全然揃わず何回もやったり、隣のマダムから界にリニューアルされる前に来た時のことを聞いたり、まさに旅の一期一会を体験できる伊達な宴でした!
界のうるはし現代湯治
界では、1泊2日で温泉をもっと楽しみ、効能を感じてもらうために、忙しい現代人のライフスタイルに合わせた「うるわし現代湯治」を提案していて、全国どこの界にも共通して、「温泉いろは」、「現代湯治体操」、「界こだわりのマッサージ」があります。
各施設にそれぞれオリジナリティがあるので、界秋保の場合をご紹介してきます。
温泉いろは
16:15 湯上がり処
秋保温泉の泉質や効果的な入浴法などを教えてくれる「温泉いろは」。
施設によって、予約なしでOKなところも多いですが、今回は予約が必要だったので、チェックイン時に予約しました。
行ってみると、参加者は私たち2人だけ!これまでも何度かそうだったのですが、楽しいのでもっと知名度が上がってくれるといいなと思います!
最初にこの桶が2人の前に置かれていて、笹の包みを開くと、タオルが入っていました!秋保温泉の源泉を使った蒸しタオルで手を温めながら、温泉いろはを聞くことが出来ます♪
界秋保から近く、勝負の神で有名な秋保神社では毎年9月に「湯立て神事」が行われています。秋保温泉の源泉を釜で湧かして、お湯の力でお祓いをする儀式で、神事で用いられた竹笹は無病息災の縁起物として参拝者が持ち帰ることが出来ます。
そう、この笹は、湯立て神事で用いられた笹なんです!
1月からそんな縁起物に触れることができて、1年間健康に過ごせそうです♪
その後は巻物で秋保温泉の歴史や泉質、効能、入浴のポイントなどを聞きました。
そして驚いたのがこちら↓
なんと、界秋保のお部屋に置いてある風呂敷を見せると、秋保神社で界秋保オリジナルの御朱印を購入することができるそうです。実際に泊まった紺碧の間そのままの絵柄で、とっても素敵です♪
私たちは、はまったら沼だ…と思い興味はありつつ御朱印集めは自制しているのですが、集めている方はぜひ行ってみてください♪
お湯印帳
界に行くたびに楽しみにしているのがこれ!!
お湯印帳を滞在中にスタッフの方に渡すと、チェックアウトの際にその界の特徴を表現したスタンプと温泉の泉質やこぼれ話を記載して返してくれます。
ページの左側には日付や感想を書くスペースもあるので、思い出を残すのにもぴったり♪
こちら、ショップで購入することも出来るのですが、先ほど紹介した「温泉いろは」に参加すると1組に1冊無料でもらえるんです。なので、ぜひ温泉いろはに参加してみてくださいね!
現代湯治体操
7:00 トラベルライブラリー
通常はトラベルライブラリーのテラスでの開催のようですが、今回は雪が降っていたため、ロビーの、ソファを寄せてできたスペースで行いました。
前半は全国の界で共通の、4拍で鼻から吸って8拍で口から吐く呼吸法や体を目覚めさせるストレッチ、後半は名取川での渓流釣りをイメージした体操を行いました。
日常で自分の呼吸だけに集中する時間は中々ないので、けっこう楽しみにしている時間です!ちなみに体操も私たち2人だけでした…
体操の後は、温かいはだか麦茶を出していただきました。体操でドリンクが出てきたのは初めてで、嬉しいサービスでした。
こちらも全国の界にあるアクティビティなのですが、各施設や宿泊する季節によって開始時間が異なり(だいたい6時~7時半の間の印象)、公式サイトにも記載がないので、私たちはチェックインの際に体操の時間を確認して、それが終わった後の時間に朝食を予約するようにしています。
界こだわりのマッサージ
16:00~24:30(最終受付23:30) 客室
各客室で、国家資格者によるマッサージを受けられます。温泉で体を温めたあとに受けると効果が出やすいので、ぜひ興味のある方は受けてみてください。
オイルトリートメント
15:30~23:00(最終受付23:30) オイルトリートメント部屋(湯上がり処の隣)
各客室で受けられるマッサージはどの界にもあるのですが、専用のスペースで受けられるオイルトリートメントは界では初めて見ました。
オイルマッサージ好きだし、せっかくなので受けてみたかったのですが、16:15温泉いろは、17:30夕食、20:30ご当地楽、21:00楽器の生演奏と時間の決まっている予定があり、合間にラウンジでお茶したり大浴場に行ったりしていたら、意外と60分丸々空けられるタイミングが夜遅くしかなく、その頃には眠かったので諦めました…
ぜひ興味のある方は、しっかり予定を立てて、オイルトリートメントでリラックスしてみてくださいね!
楽器の生演奏
21:00~21:30
毎晩21時から開催される生演奏ですが、日によって内容が異なるため、トラベルライブラリー開催の時とロビー開催の時があるそう。
私たちがチェックインした時にはまだ場所が確定していなかったため、夕食時にスタッフに聞いてみてください、と言われ、夕食後に確認したところロビー開催でした。
ご当地楽に20:30~21:00で参加したので、そのままお隣のロビーで見ることができてちょうど良かったね♪
この日は篠笛の生演奏でした!
篠笛とは篠竹で作られた笛のことで、お祭りなどで使われる一般的な竹笛と同じだそう。秋保の近くは古くから竹の産地で、「音吉屋ふえ工房」という老舗の笛の工房があるみたいです。
みんなが知っているJ-POPから、本領発揮の仙台青葉祭りのすすめ踊りのお囃子、仙台出身の土井晩翠が作詞した「荒城の月」など様々な楽曲を聴き、リラックスした時間を過ごすことが出来ました。
界秋保オリジナルキーホルダー作り
9:00~21:00 1日限定10組 ¥2,400
秋保温泉の渓谷、磊々峡を形成している秋保石と、仙台七夕まつりで使われた和紙を使って、キーホルダー作りをすることが出来ます。
フロントカウンターで希望すると、お部屋で自由な時間に作ることが出来ますので、ぜひ興味のある方はやってみてください。
こちらも興味はあったのですが、意外と時間がなく、断念しました…
まとめ
やはり1番おすすめのアクティビティは、ご当地楽「伊達な宴」。他のお客さんと一緒に宴会を楽しむご当地楽は、初めての経験でした!
私はお酒が飲めないので、楽しめるか不安だったのですが、空間自体が作り込まれていて、一緒のかけ声でお酒を注いだり乾杯したりと一体感を感じられるので、とても楽しかったです!飲めない方も参加する価値ありですよ♪
今回は冬限定で日本酒やおつまみが異なりましたが、通年で行われているご当地楽ですので、界秋保に宿泊した際にはぜひ皆さんも参加してみてください!
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