前回に引き続き、今回は青森屋女子4人旅の食事についてレポートしていきます!
- のれそれ食堂での夕朝食ビュッフェの内容
- 期間限定の「シャキッとりんご朝食」について
- 2つのラウンジについて
青森屋には、本館ののれそれ食堂と、公園内にある南部曲屋の2つのレストランがあります。夕朝食付きプランで宿泊予約した場合、のれそれ食堂のビュッフェが付いていますので、南部曲屋での食事を希望の場合は別途追加料金で予約が必要です。私たちは夕朝食付きプランで2泊し、2日目の朝ご飯のみ南部曲屋の「シャキッとりんご朝食」を別途予約しました!
どちらも青森の特産品が満載で大満足だったよ♪
のれそれ食堂
割烹着姿のかっちゃ(お母さん)が笑顔でお出向かえ、というコンセプトの青森の郷土料理や目の前で仕上げてくれる熱々の料理が食べられるビュッフェレストラン。夕食で2回、朝食で1回利用しました。
「のれそれ」は津軽弁で「目一杯」という意味だそう。
せっかくのビュッフェ、い~っぱい食べちゃいましょう♪
夕食ビュッフェ
🕒17:30~20:30 大人¥5,500(食事付きでない場合)
レストラン内はかなり広く、客席も中に入って左右に分かれています。そのためマップの通り、天ぷらや鉄板焼きなど目の前で仕上げてくれる一部の料理を除いて、同じメニューが左右の部屋でそれぞれ提供されています。アルコールは別途有料で、鍵を見せるとお部屋付けにできます。
1番の売りはかっちゃが目の前で焼いてくれる、炉端焼き!のれそれ食堂に入ってすぐに見えるのですが、海鮮の焼けるにおいに食欲が刺激され、レトロな雰囲気にもテンションが上がります!特にサバは脂がのって美味しかったです。
帆立と鮪の漬けまんまは、しっかりにんにくが効いたたれにつけ込まれていて、くせになる美味しさでした。昆布とろろや薬味、お漬物を自由に乗せられるのも良かったです。お漬物も、ごぼう漬けや長芋の紫蘇漬けなど青森といえばの野菜を使った珍しいものがありました!
ちょうど9月1日~12月1日の期間限定で「帆立フェア」をしていたので、帆立握り寿司、帆立フライ、帆立のお味噌汁などなど、帆立を使ったメニューがたくさんありました。帆立のねぶた漬(昆布と醤油がベースの松前漬けみたいな青森のソウルフード)が、ご飯が進む味でとっても美味しかったです。
青森の郷土料理や、特産品のごぼう、ニンニク、長芋、りんごなどや海鮮を活かしたものが多いので和食系が多い印象でしたが、マリネ、グラタンなどの洋食系のおかずや唐揚げ、角煮などのがっつり系のおかずもありました。
飲み物やデザートも充実していました。ソフトクリームを自分で巻いて様々なトッピングができるのですが、りんごのチップスがさくさくでソフトクリームに合って美味しかったです。ケーキ系の中では一口サイズのアップルパイが絶品でした!
また、コーヒー、お茶コーナーには紙コップも用意されていて、お部屋に持って帰ることができました。
個人的には姫にんにくの天ぷらが1番印象に残っています!
姫にんにくとは、水耕栽培で根と芽を育てたにんにくのことで、にんにくの球の部分はホックホク、ひげ根の部分はサックサクで、初めて食べましたがとっても美味しかったです♪
もしあったら、ぜひ食べてほしい!
大枠は同じながらも、1日目と2日目で炉端焼き(蛸→鮭)や天ぷら(帆立→りんご)の具材が1つずつ変わっていたり、おかずやデザートにも少し変化がありました。そもそも種類が多くて、「お腹がいっぱいだからこれは明日食べよう♪」と思ったりもしたので、2日間とものれそれ食堂のビュッフェでも大満足でした!
朝食ビュッフェ
🕒7:00~9:30 大人¥2,750(食事付きでない場合)
朝食ビュッフェの一押しは、帆立ラーメンと海宝茶漬け!帆立ラーメンは、夕食の炉端焼きのスペースで、かっちゃがその場で茹でた麺を入れて盛り付けてくれます。大きな帆立が丸ごと1個入っていて、優しい帆立の出汁が染みます…!
海宝茶漬けは、昆布とオクラの入った醤油ベースのたれにつけ込まれた帆立と烏賊をご飯に乗せて、お出汁をかけて食べるのですが、とっても美味しかったです。
朝は洋食メニューも充実していました!
サラダや煮物など、りんごを使った意外なメニューがたくさんあり、青森ならではの雰囲気を感じられて楽しかったです。
鮪、烏賊、ネギトロ、サーモン、たらこを好きなだけ乗せて作る「うめじゃ丼」も朝から贅沢でした~
南部曲屋
南部曲屋は、母屋と馬屋が一続きになったL字型の農村家屋を移築した古民家で、馬の産地であり馬を家族の一員として大切にする青森県南部地方の文化を表現しています。公園内を歩いて行くこともできますが、南部曲屋での食事を予約すると、本館からバスで送迎してくれます。
遊歩道を挟んでちょうど向かいにはふれあい牧場があり、きららとうるるを見て、生活が馬とともにあった時代に思いをはせることができます。2匹は公園をめぐる馬車で活躍しています。
中へ入ると竈や囲炉裏があり、奥入瀬渓流の流木が飾られていました。
シャキッとりんご朝食
🕒7:00~10:00 大人¥4,400(食事付き予約の場合は¥1,650)
通年、南部曲屋で朝食は食べられるのですが、2024年9月1日~12月1日の期間限定で「シャキッとりんご朝食」になっていたので、こちらを予約して行きました!
この景色を見ながら朝ごはんを食べられるなんて、とっても贅沢♪
旬のりんごを食べて朝からシャキッと元気になろう!、というりんご尽くしの料理を味わえる朝食です。りんごジュースは3つとも味の違いがはっきりと分かり、飲み比べていて楽しかったです。私は1番甘い「王林」が好みでした♪
小鉢の中では、りんごと長芋の梅肉和えがさっぱりしていて好きな味でした。りんごと春菊の白和えも意外な組み合わせで美味しかったです♪りんご鍋は、沸騰してからすぐに食べるとシャキッと感が残っていて、数分煮てから食べるとしなっとして味が染みてきて、食感の違いを楽しめました。ピリ辛の味噌味でご飯が進みます♪
ご飯は青天の霹靂を土鍋で炊いたものを各テーブルに置いてくれるので、自分で好きな量を盛れます。ご飯が進むおかずが多くて、4人全員おかわりしていました!
なんと、12月からこの南部曲屋が改装に入ってしばらくお休みになるそうで、記念にスタッフさんに写真を撮ってプレゼントしてもらいました!
プリントカメラで撮ってもらったら、背景真っ暗になってしまいましたが…
手書きのメッセージも入れてくれて、とってもいい記念になりました♪
七子八珍会席
🕒17:30~/19:30~ 大人¥11,000(食事付き予約の場合は¥5,500)
こちらは利用していないのですが、夕食では青森の人々が古くから好んで食している海の幸15品、「七子八珍」を使用した会席料理が食べられます。筋子やたらこなどの7種類の魚卵、なまこやうに、白魚などの8種類の珍味を使用しているそうです。
のれそれ食堂のビュッフェの倍のお値段がするので躊躇してしまいましたが、次回来たときは食べてみたいです!
ちなみに南部曲屋では、「BUNACO」という薄ーく削ったブナの木を巻き重ねて作った照明器具を使用しています。ブナの木は水分が多いから薄く削れるんだそうです。朝食時も抑えめな明かりで落ち着いた雰囲気でしたが、夜もムードがありそうです!
ラウンジ
青森屋には無料のラウンジと有料のラウンジと1つずつありますので、それぞれご紹介します。
囲炉裏ラウンジ
🕒6:00~23:00
こちらは本館2階、フロントと同じフロアにある、囲炉裏を囲む掘りごたつスタイルの無料ラウンジ。上から吊してあるのは、「きみがらプロジェクト」の一環で収穫したとうもろこしの皮。きみがらスリッパという青森の伝統工芸品の原料になるそうで、種まきからスリッパを編むところまでの作業の写真も飾られていました。2024年12月4日~2025年3月31日までこのとうもろこしの皮でミニぞうりを編むアクティビティもやっているそうです!
ソファ席もあり、コーヒー、カフェオレ、ココアがいただけます。意外と空いていて、夕食後や朝に4人でゆっくりおしゃべりするのにいい空間でした。
お茶系はないのですが、カフェオレがあるのがブラックが苦手な人には嬉しかったな♪
八幡馬ラウンジ
🕒10:00~12:00/15:00~21:00 ¥2,200/人 120分制
写真の真ん中の建物が有料の八幡馬ラウンジ。今回は時間が無くて利用できませんでしたが、八幡馬の意匠を取り入れたラウンジで、池に面して障子が開け放たれていて開放的で景色も良さそう、と気になりました♪
お茶菓子と地酒、シードル、コーヒーなどがフリードリンクとして用意されているそうなので、お酒好きな方はぜひ利用してみてください!
①15:00~17:00 ②17:00~19:00 ③19:00~21:00の3つの時間帯のみ、1組2人までなら事前予約ができます。それ以外の時間や3人以上での利用を希望の際は、チェックイン時の申し込みになります。
まとめ
青森屋での食事とラウンジについて紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
個人的には、朝食、夕食ともにビュッフェがとても充実していて、青森の海鮮、りんご、郷土料理などがどれも少しずつ色々味わえたので、1泊なら夕朝食ともにのれそれ食堂がおすすめです。南部曲屋の建物や内装は青森の伝統を感じられて、特に今の時期は紅葉も綺麗だったので、2泊以上ならぜひ南部曲屋の空間を味わってほしいと思います!朝食か夕食どちらかを南部曲屋に変更しようかな、と悩んでいるのであれば断然朝がおすすめです。七子八珍会席を食べていないので味は比べられませんが、朝の方が明るくて景色もよく、また馬とのふれあいを楽しめるため間違いないと思いました♪
南部曲屋のお休みは残念ですが、改装後の内装やメニューのアップデートも楽しみで、ぜひまた行きたいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。次回の宿泊記③日帰り列車旅編もぜひご覧ください。
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