実はブログを始める前にも20カ所以上の星野リゾートに宿泊している私たち。様々な観点で振り返りつつ、2024年までに泊まった中からランキング形式で良かったところを紹介していこうと思います。
今回は、これまでに食べた中で記念日におすすめの夕食ランキング!
せっかく星野リゾートに泊まるなら、ご当地の美味しいものを食べたい、高級感や特別感のある食事を楽しみたい、と思っている方も多いはず。私たちが実際にこれまでに食べた中から、今でも「美味しかったね~」「これを食べにまた行きたいね~」と話題に上る、とっておきの夕食をご紹介します。
5位 界雲仙 季節の会席
宿泊時期:2023年9月 料金:宿泊費に含まれています
長崎県の雲仙温泉にある界雲仙で通年食べられる会席料理。流れは界の一般的な会席料理ですが、雲仙ならではのご当地感が楽しめる工夫がいっぱいです。
ホテルの目の前の雲仙地獄をイメージした先付けは、雲仙名物湯煎餅を木槌で割って食べます。「鬼やらい」=鬼払いだそうで、中には角煮味の豚のリエット(食感の残っているパテのような感じ)が入っています。宝楽盛りは、長崎発祥の「卓袱料理」のように、大皿の料理を2人で分け合っていただきます。赤いお盆に乗っていて、和・中・蘭の文化が融合した長崎独自のスタイルを楽しめます。
楽しみの土鍋ご飯は、大根・人参を自然乾燥させ、ひじきを混ぜ合わせた五島に伝わる健康食品「五島三菜」を炊き込んでいます。素朴ですが深い味わいで、これまでの界の土鍋ご飯の中でも上位を争う美味しさです。デザートは島原名物かんざらし。ほうじ茶の密がかかっていて、枇杷と抹茶餡と一緒に食べます。
スタッフの方に教えてもらったのですが、焼き物の「和牛の小鍋仕立て」の出汁を土鍋ご飯にかけて食べるととっても美味しかったよ!
真ん中にちょこんと乗っている黒いもの、実は枇杷の種の甘露煮。あの硬い種がこんなに美味しくなるなんて、とびっくり!
界 雲仙
お部屋や大浴場にはステンドグラスがあり、異国情緒あふれる宿でした。ご当地楽の活版印刷も記念日にぴったり!
〒854-0621 長崎県雲仙市小浜町雲仙321
4位 界津軽 大間のまぐろづくし会席
宿泊時期:2023年12月 料金:¥5,100/名(2食付きプランからのアップグレード代)
青森県の大鰐温泉にある界津軽で、毎年秋~冬に食べられる特別会席。先付けの「まぐろと雲丹のあられ和え 黒にんにく風味」に始まり、ほんと~にまぐろづくしです。
割鮮のお造りとお寿司は、醤油を刷毛で塗り、赤身と中トロを食べ比べできます。しっかり脂がのっているのですが、お吸い物も一緒に出てきて、お口直しができます。
揚げ物の香煎揚げはさくさくした衣の中に脂の乗ったまぐろがレアの状態で入っていました~!りんごの天ぷらも、とろっと甘くアップルパイのようでとっても美味しかったです。
台の物は、まぐろ節でとった出汁でいただくねぎま鍋。伝統野菜の長くてシャキシャキの大鰐温泉もやしがいいアクセントで美味しいです。追いまぐろ節もできますよ~
メインのお食事は、自分で自由にトッピングできるまぐろ丼!青森のブランド米「青天の霹靂」の土鍋ご飯、漬けまぐろ、ネギトロ、とろろ、温泉卵、のり、お漬物などが用意されています。最後はねぎま鍋の出汁をかけてお茶漬け風にするのが美味しかったです!
とっても贅沢で美味しかったのですが、脂ののった大間のまぐろが次々に出てくるので、私には途中で重たくなってしまいました…。
海鮮好きの僕としては、1位にしたいくらい美味しかったです!
まぐろを使わない料理はお吸い物とデザートのりんごの淡雪チーズのみだったので、好みが分かれるところだと思いますが、まぐろ好きにはおすすめです。
界 津軽
部屋の障子や廊下の照明などいたるところにこぎん刺しの模様があって素敵な雰囲気のお宿でした。「紙こぎんしおり」では簡単にこぎん刺しを体験できて、思い出にしおりを持って帰れますよ!
〒038-0211 青森県南津軽郡大鰐町大鰐上牡丹森36−1
3位 界由布院 山のももんじ鍋会席
宿泊時期:2023年2月 料金:¥5,000/名(2食付きプランからのアップグレード代)
大分県の由布院温泉にある界由布院で、ジビエのしゃぶしゃぶが食べられる特別会席。
先付けのパテとサラダには猪が使われており、ジビエでお食事がスタート。その後は煮物椀、宝楽盛り、揚げ物と界の会席料理では一般的な流れが続きます。太刀魚の刺身は初めて食べましたが、あっさりしていて美味しかったです。
そして通常会席の焼き物の代わりにでてくるメインは穴熊、鹿、猪、そして牛肉を味わう「山のももんじ鍋」。4種のお肉を、すっぽんの濃厚な旨みが溶け出したスープにくぐらせて食べるしゃぶしゃぶ鍋です。猪に木の実たれ、鹿に太白ごま油フルーツ甘煮、穴熊にかぼすおろし、牛に黄身醤油とお肉に合わせてたれも4種類用意されており、食べ比べるのが楽しいです。
ももんじとは江戸時代に鹿、猪、狸などの獣やその肉を刺した言葉で、つまりジビエのこと。ももんじ鍋がきっかけでジビエ好きになりました!
脂身たっぷりの穴熊とさっぱりかぼすおろしの組み合わせが、たまりませんでした~
すっかり穴熊好きになったのですが、他に穴熊を食べられるところに出会いません…。また行きたい!
界 由布院
どの部屋からも棚田が見える作りが素敵なお宿でした。ご当地楽「わら綯い体験」では藁をより合わせてお守りを作れます。棚田を眺めながら一緒に作るとより記念になりますね!
〒879-5102 大分県由布市湯布院町川上398
2位 界遠州 ふぐうな会席
宿泊時期:2023年5月 料金:¥5,100/名(2食付きプランからのアップグレード代)
静岡県の舘山寺温泉にある界遠州で、ふぐの王様「とらふぐ」と浜名湖名物の「うなぎ」を一緒に味わえる特別会席。
ふぐの薄造りにはポン酢ともみじおろしだけでなく、塩とオリーブオイルが用意されていました。葱を巻いてオリーブオイルに付け、酢橘をちょっと搾るとカルパッチョのようでとても美味しかったです。うなぎの白焼きもふっくらしていて美味でしたが、口がお子様なので、たれが染みこんだ土鍋ご飯の方が好みでした!
ふぐの唐揚げは、3つの部位が盛り合わされており、食感や脂の乗りの違いを楽しめました。
途中、煮物椀や酢の物など普通の和食を挟みつつ、うなぎとふぐが交互に出てくるので、特別感がありつつ最後まで飽きずに食べられました。
個々の料理が美味しいのはもちろんのこと、そのバランスが界の特別会席の中でも断トツで良かった印象です♪
界 遠州
全室にお茶をいつでも楽しめる茶処リビングがあり、客室の窓からは浜名湖が綺麗に見えました。ご当地楽の利き茶体験はぜひ参加してほしいです!
〒431-1209 静岡県浜松市中央区舘山寺町399−1
1位 星のや富士 ジビエディナー
宿泊時期:2024年6月 料金:¥18,150/名
星のや富士のアカマツの森の中のキッチンで、グランピングマスターと一緒に作る、ジビエたっぷりのコース料理。
猪のベーコンを藁で焼いてサラダにトッピングしたり、リガトーニのソースをグランピングマスターと一緒に作ったりと参加する楽しみがあるのが特徴です。目の前でグランピングマスターが焼いてくれる大鱒のミキュイや鹿のグリルはもう絶品!!
こちらは記事にしているので、詳しくはこの記事をチェックしてみてください!
僕たちもジビエのシーズンである秋~冬にまた食べに行きたいと思ってるよ!
星のや 富士
全キャビン、大きな窓からは富士山が見えて、くつろげるテラスソファがあります。日本初のグランピング施設で過ごす贅沢な時間は記念日にぴったり!
〒401-0305 山梨県南都留郡富士河口湖町大石1408
まとめ
記念日におすすめの星野リゾートの夕食をランキング形式でまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。界は通常の季節の会席でも充分豪華ですが、気になるメニューがあれば、ぜひアップグレードしてみてくださいね。「美味しかったね~」「これを食べにまた行きたいね~」と2人の間で話題に上るものばかりですので、記憶に残ること間違いなし!ぜひ記念日旅行の参考にしてくださいね。
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