
今回は星のやバリの夕食について紹介していきます。

「ウブドの記念日ドリームスケープ」というプランに含まれていた、アラカルトのディナーと1日1組限定の空中ガゼボディナーを体験しました。
特に空中ガゼボディナーはとってもロマンチックな時間を過ごせたので、ハネムーンや記念日旅行で星のやバリに行く方には、ぜひ最終夜におすすめしたいです◎
ダイニング ディナー

17:30~23:00 メイン1品Rp.121,000~(税・サービス料10%込/宿泊時のレートで1030円くらい~)

夜も変わらず開放的なダイニング!
窓が付いているスペースもあったので、虫などが気になる方は、そちらの席をお願いすることも出来ます。
今回の「ウブドの記念日ドリームスケープ」には、左記のメニューからドリンク、スターター、メイン、デザートを1人1品ずつ選べるディナーが付いていたので、2日目の夜に利用しました。
すべて一般のメニューにも載っている料理だったので、プランご利用の方以外も参考になると思います。
ドリンク


ドリンクには「Chunky Monkey」というスムージーと「Cytrusaholic」というモクテルを選びました。
「Chunky Monkey」はバナナをベースにデーツや生カカオ、ピーナッツバターが入ったスムージーで、ちょっとビーツのくせのあるチョコバナナの味。
「Cytrusaholic」はマンゴーが強めのオレンジジュース、と言った感じの味でした。
前菜、スターター

メニューにはありませんでしたが、前菜も出てきました。
ドラゴンフルーツのガスパチョとチキンの何か。(聞き取れませんでした…)
見た目はドラゴンフルーツの色ですが、味はトマトの酸味のきいたガスパチョでびっくり!
チキンはフライドガーリックと和えてあって美味しかったです。

ちょっと酸っぱくて、ちょっと辛い、くせのあるトマトスープ。
グラーナ・パダーノチーズがたっぷりとかかっていて、ルッコラと黒い海老せんべいが添えられています。
スープについてくるガーリックトーストが美味しかったです。

ルッコラ、焼いた梨、焼いたトマト、グレープフルーツ、グラーナ・パダーノチーズと具だくさんのサラダ。
焼いた梨の入ったサラダは初めてでしたが、ドレッシングに合って、とっても美味しかったです♪
メイン


まず、3切れも乗っていてびっくり!
あんまりムニエル感は無かったですが、とっても美味しい焼き鮭でした。下に敷いてあるマッシュポテトも美味しくて、ボリューム満点!
ミニ人参には様々なスパイスが付いていてめちゃくちゃ辛かったので注意してください!

ほうれん草とリコッタチーズが中に入った、四角いパスタ、ラビオリ。
セージの香りがついたバターソースが、おしゃれな味でした。
デザート

濃厚なチョコレートプリンにたっぷりのクリームとチュイル、チョコ味のプリッツのようなお菓子3本が付いていました。

この後紹介する、コースディナーのデザートを除いたら、今回の宿泊中に食べたデザートの中で一番美味しかったな!

アールグレイ味のクレームブリュレにチョコレートアイス、いちご、ココナッツクッキーが乗っていました。

とっても美味しかったですが、アイスが溶けるのが早くて味が混ざってしまうのが残念だったので、お早めに食べてください!
ケーキ

チェックインの際、宿泊の目的として「結婚記念日」を選んだおかげか、なんと、食後にケーキが出てきました!
ココア味のスポンジにクリームといちごで飾り付けがしてあって、シンプルで美味しいケーキでした♪

お腹はいっぱいでしたが、お心遣いが嬉しかったです♡
空中ガゼボディナー

17:30~ Rp. 4,719,000/2名(税・サービス料10%込/宿泊時のレートで40,120円くらい) 1日1組限定
最終夜は、楽しみにしていた空中ガゼボディナー!
アペリティフ
パブリックガゼボ集合だったのですが、その横にキャンドルを灯して素敵な空間が出来ていました♪
ここでアペリティフを楽しんでから、空中ガゼボに移動して本格的なコースが始まるという流れでした。(もしかしたらこれは、「ウブドの記念日ドリームスケープ」というプラン限定かもしれません)
コースにはワインボトルが1本含まれているのですが、飲めないことを伝えたら、1人2杯ずつ好きなソフトドリンクを頼めるということでした。


私達は18時~だったのですが、ドリンクを頼んで待っている間に段々暗くなってきてロマンチックな雰囲気に♪
ちょうどダイニング越しに明かりの灯った空中ガゼボが綺麗に見えました!
ここで前菜も出てきて説明してもらったのですが、雨が降ってきたので空中ガゼボに移動してから食べることに。
空中ガゼボ

こちらも、キャンドルが並んだとってもロマンチックな空間に、気分が上がります♪

バラの花びらがちりばめられたテーブルセッティングも素敵!
コース料理
空中ガゼボディナーのテーマは、「トリヒタカラナ」。
人・自然・神の調和を表わし、バリの文化や生活に深く根ざしているそう。「トリヒタカラナ」の精神について学びつつ、バリの食材をフレンチの技法で仕上げたコースディナーを味わえます。

前菜には、祭事の祝福に出されるという5つのごちそう。
上から時計回りに、鳥の香草蒸し焼きのファルス、鳥と野菜の和え物、ラムのサテー、バリのハーブパンケーキ、真ん中がサーモンタルタル。
ラムのサテーにはパプリカとジンに漬けたリュウガンが刺さっていて、アルコールがだめな私達に、ジンに浸かっていないリュウガンを別で持ってきてくれました。(写真左奥)

ハーブパンケーキには、イクラのようなものが乗っているのですが、一つ一つにシロップが入っていて、甘くてびっくりしました!

ホタテのコンフィの下に人参とトマト、上にはエビ。
ここにトマトとスイカのガスパチョをかけてくれたのですが、透明でびっくり!なのにしっかりトマトの味がしてさらにびっくり!(スイカはわかりませんでした…)

棚田が有名なウブドらしく、白米、赤米、黒米と3種類のお米を使ったリゾット。
この3色はヒンドゥーの3柱の神様(ブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァ)を表わす色だそうで、説明してくれたスタッフさん付けていたミサンガのようなお守りもこの3色でした。

3種類のお米がそれぞれ食感が違って、チーズが効いて美味しかったです♪
そして横にはスパイシーダック(アヒルのコンフィ)。
アヒルは田んぼの雑草を食べて土をかき混ぜてくれるのでよく飼われていて(日本の合鴨農法と同じですね)、アクティビティの朝のあぜ道散歩でもたくさん見ました!
ちょっとパサパサでしたが、思ったより辛くなくて美味しかったです。

チャナンというバリのお供え物をイメージしたカラフルな野菜ののった、魚のタルタル。
きゅうり、コーン、カリフラワー、インゲン、アスパラガス、パプリカ、ラディッシュ、紫玉ねぎ、などなど様々な野菜がのっていました~!

ローカルフィッシュ(名前は聞き取れず…)のローストにほうれん草、魚の出汁ととびっこのソース、ドラゴンフルーツのチャツネが添えられています。

お魚はくせがなく、ぷちぷちのソースと合って、とっても美味しかったです♪

塩釜で焼いた季節の野菜(じゃが芋、玉ねぎ、パパイヤ、かぼちゃ)ののったお皿が出てきて、目の前でバナナの葉に包んで焼いた牛肉を切って出してくれました。

最後に、パプリカオイル、ハーブオイル、ビーフの出汁のソースをかけて仕上げてくれます。

肉々しくて、1人分の量もしっかりあって、大満足でした♪

ここで食後のホットドリンクを持ってきてもらいました。
紅茶かコーヒーから選べて、紅茶はポットで出してくれました。

お口直しのシャーベット。
下から、ロロチャムチャムのソルベ(写真でちらっと見える緑色のやつ)、マンゴーソルベ、フレッシュマンゴー、パッションフルーツが盛られたシャーベット。
ロロチャムチャムは、地元では薬としても使われるハーブ飲料だそう。ちょっと漢方のような香りで体に良さそうな苦い風味があるものの、ことりは梅みたいな味、おともはキウイみたいな味、という感想で、日本人には意外と食べやすかったです。

こちらも目の前で仕上げてくれたデザート。カカオのデクリネゾン(同じ食材を異なった調理法でつくったものを盛り合わせた料理という意味のようです)。

カカオの皮の器にバリチョコレートを使ったムースをよそって、写真手前から、チョコレートクランブル、ピーナッツ、キャラメリゼバナナ、バニラビーンズ、チョコレートグラニタを盛り付けてくれます。

このころにはもうお腹いっぱいだったのですが、それでももっと食べたいと思うほど美味しかったです♪
真っ黒なチョコレートムースが新月を表わしているというような話だったと思うのですが、私達の英語力の問題で、食材を聞き取るので精一杯でした。
空中ガゼボディナーの感想
3時間近くかけて進む、とても贅沢なディナーコースで、大満足でした!以下に良かった点をまとめます。
- バリ島の文化に触れられる
- バリの食材やスパイスを使いつつ、フレンチの技法を取り入れているので誰でも食べやすい
- アペリティフのソファや空中ガゼボの贅沢な空間
- 目の前で完成するライブ感
- お皿や盛り付け方もこだわられている
特にバリ島の文化に間接的に触れられるのが、とても印象に残る体験でした。メニュー構成やスタッフさんの説明から、生活の中で大切にしていることや、宗教的な考え方を知れたのが興味深かったです。

そこを含めてこのコースディナーの価値だと思ったので、頑張って英語で質問したりもしたのですが、理解出来なかった部分もあり、悔しい…!翻訳アプリとか使えば良かったです。
チャナン作りや朝のあぜ道散歩で見た田んぼ・アヒルの群れなど、これまでの星のやバリの宿泊で体験したアクティビティを思い出すようなメニューも多く、そういった意味でも最終夜にふさわしいコースだったと思います。
2人で4万円と、誰にでもおすすめできる価格ではありませんが、星のやバリでしか体験出来ない、思い出に残るディナーになること間違いなしなので、記念日旅行や新婚旅行の方はぜひ検討してみてほしいです◎1日1組限定なので、ぜひ早めに予約してくださいね!
まとめ
今回は星のやバリの夕食についてご紹介しました。
1日1組限定で、贅沢な時間を過ごせる「空中ガゼボディナー」は、バリの生活に深く根ざした「トリヒタカラナ」の精神を学ぶことができて、とても素敵な体験になりました!
その他の夕食の選択肢としては、ダイニングでのディナーとインルームダイニングがあります。それぞれメニューの写真をランチ編に載せていますので、興味のある方は、ぜひそちらも見てみてください!

星のやバリ
Br. Pengembungan, Desa Pejeng Kangin, Kecamatan Tampaksiring, Gianyar, Bali, Indonesia 80552
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